「月光の不安」初日。今日から日曜までだ。
銀座みゆき館にて開演19時。間に合わねえ。とにかく急いで銀座へ向かう。開演時間の19時から5分ほど過ぎて到着。
まだ開演していないようだ。受付でチョコをもらう。な、なんでチョコ？
席は後ろから出入りしやすいようにと最後列の廊下側。ま、後ろで見るのも良いだろう。
アンケートを書き始めると、唐突に照明が落ちる。うわ、片付けられないじゃん。わたわた。
まずはドール達が踊る。オープニングダンス的な意味合いか。でも、まだちょっと慣れていない感じがするなあ。
最初のシーンは以前ダイジェストで見たとおり・・・じゃない。あれ？竹久がいないなあ？これは、ストーリーに影響があるんじゃないか？
注目の山田守役は早野薫。元AKBだ。ちょっと迫力には欠けるけど、最後の女だとわかるシーンはセクシーさが。
早希ちゃんの役は谷川健。うわ、めっちゃ役作ってる。メガネになんかとんがったヘアスタイル。最後列からだとわかりづらいが、どちらかというと3枚目役だね。途中、歌なんか歌っちゃったりと、お茶目なシーンも。緊張はあまりしてないみたいで、役を楽しんでいるようだった。
吸血鬼、神良るいには梨沙帆。うーん、まあまあかな・・・近くで見るとまた印象が変わるかもなので保留。
ルイの姉、クリスには12歳の星☆美優。12歳にしては凄く頑張っている。頑張ってはいるが、やっぱり12歳だなあ。どうしても子供的演技が混じってしまう。舞台でこういうのは難しいね。アニメなら大人の女性が声を当てるところなのだが。
マヤちゃんが長老役で出ていたが、あれ？なんか声が？稽古のし過ぎなのか、役作りなのか、はたまた酒の飲み過ぎなのか（笑）
あと、良くわからなかったのが、クリスの使い魔と思しき闇鴉という役。唯一、男性がやっているのだが、台詞はまったくない。人を操ったりする場面で登場するが、最後の対決のシーンでも左程見せ場がない。正直何のためにいるのか・・・。出すなら、もう少し意味を絡ませた役どころにして欲しい。無論説明も何もないので、「誰だあいつ？使い魔？」って印象しか残らない。
なお、その操られるシーン、噂のゾンビダンスらしい。てっきり、またスリラーでもやるのかと思った(^^ゞ
ただ、思ったほど・・・ま、これも近くで見ると印象が変わるかもしれない。
前回見たときのストーリーをはっきり覚えているわけではなかったが、自分のブログによると、最後の闘いの場面がだいぶ変わっている。マヤちゃんがクリスと相打ちしたりしてるしね。竹久がいないし、その辺が変わっているわけだ。
全体を通してみると、9年前と同じ印象があって、どうにも尺が短い気がする。上演時間は75分くらいだろうか？場面と場面の繋がりが希薄で、展開が急過ぎに感じる。操られるシーンとか前後が普通にスルーされているみたいに見えるし。
ただ、これは朝倉さんの真骨頂でもある気はする。「月光の不安」って朝倉さんの芝居感を最も出している作品ではないかとは思う。説明的な台詞や場面を省いて、場面場面を観客の頭の中で繋がせる方向に仕向けているのだろう。必然的に暗転が多い。朝倉さんの芝居は基本的に暗転が多い傾向があるので意図的なものだろう。以前暗転をなくそうとした試みなどもしているが、本来はこちらである。
残念なのは朝倉さんの頭の中では繋がっているが、見ている側には？？？的なことも少なくないところだ。繋がりが薄いので断片的な印象を受ける。個人的には尺を少し長くして、間を埋めるシーンを入れてわかりやすくしてくれた方が嬉しい。長年朝倉さんを見るにつけ、他人の視点に立つことが苦手な人のようなので、その辺のさじ加減が良くわからないのだろう。客に想像力を要求するといっても、伏線もヒントもなしでは想像する前に違和感を感じる。
朝倉さんの芝居をたくさん見ていると良くそういうことがあるが、特に短い芝居で多い。つまり、必要な部分をはしょっちゃってる感じを受ける。いっそのこと、頭の中で思ってること全部やっちゃったらいいんじゃないかなあと最近思ったりする。
稽古期間に限りがあったり、新人だったりであまり長くできないのもわかるんだけどね。
とりあえず、今日は初日なので今後どう変わっていくかは楽しみ。一部ダブルキャストもあるし、明日は最前列だ。今回は木、金に昼公演があるらしい。さすがに見るのは無理だけど。
終演後は早希ちゃんからパンフレットを買う。1500円。しっかりしたやつだ。あー、メガネと髪型こうなっていたのか。
写真も売っていたが、なぜか梨沙帆セットだけ5000円と飛びぬけて高い。他は2000円なのに。いろいろ事務所都合があるんだなあ。残念ながら早希ちゃんの写真はなし。
来月は早希ちゃんバースデーがあるのでその辺の打診もしておく。やるったらやるからね！