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ミッドナイトフラワートレイン  2001年03月05日(月)22時51分

昼は遠かったので夜.の部。最前列の左側という事で今回はメインでお芝居をしていない人たちを観察(笑)

舞台は別府のストリップ小屋の楽屋。バレエ少女だったはずの二人がそこでばったりと再会するというお話。

主人公のストリッパー弁天マリアに里見はるか。この役をかつては智ちゃんがやったんだよな。でも、はるかちゃんもなかなかどうして色っぽかった。バースディの時のイメージとはだいぶ違う感じ(笑)

弁天マリアの弟子の天神お染に大室夏子。去年の新人公演にも出てましたね。結構うまいと思ってました。今回は台詞がほとんどないけど表情で演技してました。

ストリップ小屋の女将に水野真紀。そのまんま。似合うねえ。エボダイの時のような女の子もできるんだから幅が広い。

弁天マリアの相手役、キャサリン青田に根本ヤス子。根本さんはもう、言う必要もないくらい。見事です。キャサリン青田一座のオードリー橋本役に菊本薫。今回頑張っていたなあと感じる一人。去年は「桃のプリンセス」や「ハイジ」と、主役を張っただけあって、自信があるというか度胸があるというか、いい演技をしていたと思います。ただ、「22です。」って言った時になぜか小さい笑いが起きていた(笑)

キャサリン青田一座のもう一人マリリン佐倉役に根本マユ美。この子は初見。演技のほどはそこそこだが、よく見ていると注目されていない時でも密かに菊ちゃんと小声で台詞をしゃべってました。一番前じゃないと聞こえねー。ちなみに一番前だと花束の香りや、せんべいの匂い、そしてスモークの匂いなんかも堪能できます(笑)

キャサリン青田一座の最後の一人は○○遅れのフランソワ沢村。一條史香です。この子も初見だな。朝倉さんはやたら○○遅れ好きで良く出てくる。まあ、だいぶ前の作品ではあるけども。そんなだから、終始にやーっとした演技でした。

久摩子(マリア)とまっきー(青田)は子供の頃はライバルで親友。星影バレエ団のプリマを競う。・・・この星影先生の声って誰だろう?倫子さんなのかな?

そして発表会の配役発表1週間前。まっきーは白血病だと嘘をつき、久摩子は身を引いてしまう。

それから別れ別れになっての再会。どうやら結局まっきーは盲腸で受けられなかったらしい。

弁天マリアは処女が売り物のストリッパーなのだが、地元のやくざの2代目と付き合っているらしい。ちなみに「生まれて29年と3ヶ月、指1本触れさせていない!」という台詞になぜか智ちゃんを思い出し、頭を抱える私。いたたたた。

ここで、ステージの合間にコントをやるという別府湾なる二人組が登場する。髪型で分かるのだが片方が別府1でもう片方が別府2らしい!?しかし、この二人はどうも・・・コントが面白くないという以前の問題かも?(面白くなくて良いのかもしれないが)演技もそうだけど、構成、タイミングももうちょっなんとかなりそうな気がするんだが。

それに比べて新貝さんの照明の守くんは味があった。そういえば、月光の不安と両方に出ているのは新貝さんだけだな。でも、私の中では「ガラス工場にセレナーデ」の役が一番印象に深いのだけども。

そのやくざの2代目にマリアは刺されてしまう。それでも舞台の千秋楽に立つマリア。そして、やくざから体を張ってマリアを守るキャサリン。

ストリップなんか見た事ないので何やってるかは良く分からんのだが、ミッドナイトラワートレインってそういう意味だったのね。あまり深く考えてなかった(^^;

千秋楽を何とか切り抜け、楽屋で雑魚寝。ステージが高くないので後ろにいるとこのシーンはなにも見えない。特にはるかちゃんは仰向けに寝ているので声しか聞こえなかったり。でも、実はこのシーン、結構どきどき。はるかちゃんは透け透けのネグリジェなので(^^;

途中、回想シーンというか、ストリッパーの原点ってことで天の宇受女命の踊りが入る。古事記好きだよなあ。で、踊るのは南綾子ちゃん。なかなかに魅惑的だ。ただ、そばにいる神々が、左がやくざ、右が別府湾ってのがなんとも(^^; 手拍子あってないし。

怪我のために高熱を出し、意識が混乱するマリア。必死でなだめるキャサリン。そして白鳥の湖を踊るマリア。子供の記憶と現在が入り混じる。そのやり取りの中で再びお互いの友情を確かめ合う。

そんな感じ。うまく書けないけど。やっぱストーリーを追うのは変かなあ?

ミッドナイトフラワートレインの方が時間的には長かった。それでもだいぶはしょられてる感じはした。フルバージョンで見てみたいものですな。

結局ミッドナイトフラワートレインは全部見てしまったわけだけれども良かったんじゃないでしょうか?

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