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恋する悪魔  2005年03月18日(金)23時24分

今日は新人公演の初日でした。新人公演は久しぶりですな~。銀座小劇場も久しぶり、フレッシュ公演以来ですな。3年振りか。あの時は大きな桃子人形が(笑)

平日なんだけど上司が出張中なのでささっと会社を抜け出して銀座へ。アイムからお花が来ていた(^^)

受付は涼ちゃん&かなぴょん。今日は来れるかわからなかったので当日券。むむむ。

前が空いていたので最前列のかぶりつき席へ(^_^;)
今回は珍しく稽古期間が長かったようなのでどうかな~?

少しだけ遅れて開演。席はほぼ埋まったようだ。

最初はなんかちょっと大きすぎるバックミュージックにけたたましく怒鳴る殺陣口上シーン。ん~?なんかちょっとテンポ&台詞が速過ぎる気が・・・まあ、後の話を見るとここは少し下手な演技の演技のようだからいいっちゃいいんだけど、全体的にもう少しゆっくりな台詞でも良かったかなあ?

物語はどうやらお芝居の中でも新人公演の練習をしている話のようだ。なるほどね。
ヒロインは時祭青役の太田美穂さん。役名が青って所にかなり作為的なものを感じるのだが・・・朝倉さんも気に入ってるってことなのかなあ?とか思ってみたり。

ま、確かにかわいい感じの子だ。面白かったのが、芝居の中でギターの弾き語りをしてたところ。「約束」だったんだけどがんばってましたね。で、早希ちゃんとデュエットしてたんだけど、歌も才能はありそうでこれからが楽しみかな?

早希ちゃんは同じ劇団の中の風送京という、ちょっと姉御的存在?な役。少し力が入りすぎているきらいもあったけど、実家の親との電話シーンはなかなか良かった(^^)

吉田沙世さんは同じく劇団員で花丘吹雪役。もうちょっと個性が出てくるといいかな~という気はする。

もう一人劇団の女の子・・・誰だろう?と思ったら清水里紗さんだった。メイクがきつくて最初わからなかったよ(^^ゞ

この4人の女の子と悪魔、佐丹タクマ役の榊原和明君という人との絡みのお話なんだけど、もうちょっと4人にそれぞれ個性をつけると面白いかなあ?なんて思ったり思わなかったり。

この榊原君、初見だし、役どころがそもそも「気弱な悪魔」だからねえ。いいんだろうけど、個人的にはこれで女の子が惚れるんだろうか?的なものが(^^; 母性本能というのもあるから女性的視点からはわからんけどね。どちらかというと「優しい悪魔」にした方がすっきりしそうな気がするなあ。

男性陣はこのほかに天使役に3人。悪魔もそうだけどこちらも全身タイツ・・・キモイ(´Д`)

朝倉芝居では結構この手の役も出てくるんだけど、いったいどんな演技指導してるんだろう?朝倉さんがやってるのを想像するとちと笑う(笑)実際、全身タイツにコミカルな演技で、多分関係者が多いと思うんだけど結構笑ってたし。でも、なんか身内的な笑いなんだよなー。今日のお客はなんかやたらざわざわしててうるさかった。明らかに内輪ウケしてるっぽい。むむむ。

セカンドストーリーではないけど女性でもう一人の出演が倉野美緒さん。美倉玉緒というまあ、死んだことに気づいてない幽霊のような役なんだけど、う~ん、キャッチセールスうまいなあ(笑)やってて楽しそうだし、いい感じかも。ただ、ストーリー的に劇団の新人公演つぶしをやめるのはいいとしてキューピッド役をやめるのはちともったいなかったかも。

劇団の先輩的な役割で後谷渡役に後藤君が出ていて倉野さんをかばうシーンがあるのだけど、なんか押し倒してるような感じになって・・・
ご馳走様でした( ̄人 ̄)

この後藤君、相変わらず今日も濃い演技だけど、男性陣の中では私の評価の高い人。濃いだけじゃなくてなんかあるような気がする。いや、濃いのはきっと朝倉さんの演出のせいなんだけど(^^;

ラストシーン、思ったより素直でした。朝倉さんっぽくないなあ(笑)わかりやすいけど予想もつきやすい。ま、良いんじゃないでしょうか?私はこういう素直な方が好きだしね。「え、あのシーンってなんか必要だったの?」とかいうところもなかったし(笑)

全体を通してみた感想は・・・正直微妙?って感じでした。面白いとは思うんだけど・・・でも、どこが悪いと言われると困る。演技としてはミスも少ないし上出来だとは思うのだけど、やっぱり、なんだか「惜しい」ところがいくつかあるのかな?どちらかというと私の好みの問題かもしれないけど。

ストーリーはどこかで聞いたような話だけど、わりかし好きなパターンかも?青の最初かなり嫌いなところからスタートして、そこから「好き」に転じていく感情の動きが肝だと思うんだよね~。明日はそういうところを中心に見ていこうかなあ。

そうそう、竹中さんを久しぶりに見たと思ったら声で出演してました(^^)

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