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姉弟心中 ~紅椿梗子一座旗揚げ公演~  2014年06月29日(日)23時14分

金曜から紅椿梗子一座旗揚げ公演をやっている。旗揚げ公演と言いつつ、一人芝居というまた、奇抜なことをやっている。しかも座長の紅椿梗子は若干18歳。これは大変そうだな( ̄д ̄)

とりあえず、開演の10分前に行くが一番乗り。夜の千秋楽はそれなりに予約があるらしいがお昼はだいぶ少ないようだ。

まずは最前列で。低い長椅子の左端に。まあ、結局お客さんは5、6人だったのでどこということもなく。夜は30人くらい入っていたので随分と差が。

物語はいきなり殺人容疑で沢村梗子が逮捕されるところから始まる。え、マジで?ちょっと怪しい展開だな。

にしても、紅子さん、声が・・・この二日間で喉を枯らしちゃったか。気合入っていたんだろう、無理もない。

場面は警察病院へ。どうやら二重人格らしく、そのせいで精神病院ということらしい。
ん?着ているブラウスを見ると前のボタンが全部外れている。が、はだけていないということはマジックテープか。ってことはこの後はだけさせるのか。むう、つまり、そういう系統の芝居ってことか。月蝕でも売春婦役とかやってたしな。

というわけで、事件の再現。もちろん一人芝居だ。二重人格として、自分の中にいる弟のために弟用の服とか歯ブラシとか全部持って暮らしていた梗子が、初めての恋人をアパートに。そりゃ、男は不審がる。そこで、弟の話を打ち明けるが・・・ふざけるなと襲われてしまう。

強姦シーン。パンツを脱がされ、ブラウスを引きちぎられ、下着があらわに。一人とは思えない演技でこれは見事・・・というのもなんだか変だが。月蝕の時も見たが、結構胸あるな、しかも距離が近い(//▽//)

そして、人格が入れ替わり、弟はガラスの灰皿で殴り殺す。この時の絶叫で喉やっちゃったんだな(^^;

場面が変わって、心理学者の長門裕子役に。沢村梗子の主治医の婚約者らしい。沢村梗子は狂言だと主張する。普通の検査に引っかからないらしい。主治医は「一人双子」という言葉を使う。

ちょっと沢村梗子に嫉妬している感があるが、そのせいか、そこからまた濡れ場に・・・。連発ですか。うーん、必要かなあ?私的には、あまり濡れ場があるとそこに客の視点が注目してしまって、物語や、演技が見えなくなってしまう気がするのだけど。

しかもリアルな演技、これが朝倉さんの演出かと思うとちょっとなあ。まあ、それはこちらの都合か。久々に朝倉さんが入れ込む女優というのもわかるし・・・。

美少女で度胸があって大胆。演技も良いし、将来が有望だ。それに少なくとも、今の紅椿梗子にはいろんな意味でお芝居が必要だという気もする。

場面が変わって弟が夜の街へ繰り出すシーン。夜の間だけ、梗子は弟に体を自由に使わせていたらしい。だが、当然体は女。女性にモテモテだが、肉体関係にはなれないわけで彼も苦悩する。

病院のシーンに戻り、今度は長門裕子が毒殺されるシーン。これまた迫真の演技だ。スカートがセロテープで止めているのでなければ・・・これも、生のお芝居の醍醐味ではあるけど。なんせ、一人芝居なので暗転中に早替えしなければならない。破れちゃったのね。
そして、婚約者を殺した主治医が、梗子を連れて逃走。心中するつもりで伊豆の別荘へ。やや、ストレートな展開だな。

裸にジャケット姿で横向きに体育座りして登場。事後ってことなんですな( ̄▽ ̄;)
つまりは主治医は梗子の体目当てだったと。まあ、心中という言葉が出てきているのだからそれだけではないのだろうけど。

そしてその心中は姉弟の心中という意味でもある。最後の心中シーンはジャケットをはだけさせ、フルヌードに!あら、ニップレスと前張りでガード(^^;

いや、十分セクシーなんだけど、ここまでやるなら、ここはフルヌードでしょ。とも、思う。そもそも、ニップレスとかは、際どい衣装の時に隠すためのものだと思うしな。

総評。紅子さんの演技は素晴らしい!これだけの経験でここまでできれば大したものだ。ずらっと書いてきたけどこれ全部一人芝居なわけだし、違和感もなかったように思う。

ただ、やはりストーリーが・・・逮捕シーンから始まったときは、おお?と思ったけど、その後の展開がやや平凡な感。

それとやっぱり私的には濡れ場シーンはいらないんだよね。必然性があるならいいんだけど。例えば、最初の強姦シーンはわからないでもない。でも、そもそも、私は映画でもドラマでも芝居でも、そういうのが入るのは否定的。どうしたって、注目が集まるし、見る人はそこに期待してしまう。折角いいシーンがあっても見る側がスルーするようになってしまうんじゃないかと思う。なので、安易な、濡れ場やラブシーンは入れて欲しくないのだ。話題作りには使えるのかもしれないが。

ま、個人的な見解だけどね。そういう世界があるのも事実だし、本人がこういう感じの芝居をやっていきたいというなら確かに劇団作る意味はあるかも。

何にしても今後の展開がカギだね。人を集めるにしても、芝居の方向性を見せられるのとそうでないのとはかなり違うし。朝倉親子の脚本を演じるだけの劇団にはなって欲しくないな。

自分で脚本書いて、「こういうのがやりたいので一緒にやりませんか!」って言えるようだと良いんだけどね。才能も有りそうだし、生き残って欲しいな(^^)

上演時間は1時間ほど。ここで10分の休憩が入る。

その後、紅椿梗子舞踊ショー!司会は・・・あゆみっくわーるど?柏木亜優美ちゃんだが、いつからそんな名前に(;^ω^)
銀色のスパンコールの上着を着て、キラッキラだ。

最初は「アイスブルーアイズ」早希ちゃんと藤原未来ちゃんが操衣装。紅子はあれ?衣装違うのか。そして、歌はなかった。そういえば歌謡ショーじゃなくて舞踊ショーだったか。歌うと今日の主役的な感じが出てよかったんだけどね。まあ、喉やっちゃったんで、結果的に正解か。

かかっている曲のボーカルはもちろん智ちゃん。うむぅ懐かしい。

2曲目は「アフリカの夢」紅子の衣装は引きちぎられ、例の衣装が。む、上はちょっと違うか。ビキニ仕様なのでセクシーだ。この曲は統制入れたくなるなあ(^^)

夜は後ろの方に紅子ファンらしい人たちがいて、キンブレを振っていたので私も取り出したり。手拍子も入れられたので良かった。

3曲目は「君忘れじのマンハッタンジルバ」これは手拍子。夜は裏打ちもうまくいったので良い雰囲気に。

4曲目は「月の魔力」少女人形舞台の衣装に着替える。なんかちょっと安心する。なんせ美少女だけに人形衣装が似合う(⌒▽⌒)

最後は「NAYUTA」綺麗な締め(*´▽`*)

座長の紅椿梗子からひと言。夜は千秋楽ということで花束を持って行ったのだが、このタイミングで湯浅さんが花束を渡しに行ったので、便乗して渡す。
すると、紅子さん大泣きに。

司会の亜優美ちゃんも言ってたけど、代々木公園で稽古したり、足も痣だらけだし、いろいろ苦労があったようだ。花束持ってきて良かったな。
ファイル 1969-1.jpg
とにかく今は一人なのでみんなで支えてあげないとね(^^)

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