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女神ワルキューレ海底行  2013年07月19日(金)23時25分

涼ちゃんが月蝕歌劇団に出るというので久し振りにザムザ阿佐ヶ谷へ。萠ちゃんが出てた時の後、1回来たことあったはず。と、ブログを検索してみると、ああ、そうかゆきゆきの芝居を見たのだった。でも、それも9年前だ。

今回は涼ちゃん以外にも少女人形舞台から梁島淳子さんと柏木亜優美さんも出ている。先週やっていたのにも出ていたようだが。

中に入ると、意外と空いている。平日とはいえ、昔は混んでいた印象だったが。ステージ上では涼ちゃんと椎名陽という子が二人で掛け合いをしながらおみくじを売っている。なぜか、凶が出ると生写真1枚、大凶が出ると2枚もらえるらしい。それ以外でも内容は出演者の手書きとなっている。

1回200円で、早速引いてみる。・・・小吉。あまり面白い結果にはならなかった。が、二人の掛け合いは面白かった(^^)

席は空いていたので最前列。しかし、始まってこれは前過ぎたかと後悔。ステージが高いのでちょっと見上げる感じになってしまった。そして、月蝕と言えば恒例のビニールシートを渡される。やっぱり血糊飛ぶのか・・・。

スモークが随所でたかれるが、最前列だとスモークに包まれ、首だけを出している状態になる。ま、これはこれで面白いけど(笑)

セーラー服に火に血糊に怪しげなダンスは私が見た12年前と変わってないね。
セーラー服ダンサーに梁島さんと柏木さんが混ざっていた。頑張ってるね(^^)

スカートの下に変なの履いてるなと思ったら、なんだろ?もんぺイメージのズボンだった。ああ、戦時的なお話なのね。

ストーリーは時間が前後したり、過去に戻ったりするのでちょっとわかりにくい。中心は女子挺身隊で、極秘任務で潜水艦を作っていたのだが、実は時間邂逅機・・・で、字が合っているのか、要はタイムマシンだったというお話。

で、その任務が、なんか沈んだ戦艦を助けて、積んである最終兵器を手に入れること。らしいのだが、なぜか、転覆事故を起こした開成中学のボートを助けるという話に。

もう一人の中心人物がなんかおっさんの教師なのだけど・・・この転覆事故のせいで、お見合いが破談になったらしい。

その事故に巻き込まれた生徒の一人を涼ちゃんがやってて、その生徒と、お見合い相手の女先生との絡みが。ぬう、涼ちゃん役得?

で、転覆事故を助けに行こうという挺身隊の隊長がどうやらその先生の娘らしい。挺身隊が救出に出発する時に、また、別の女先生とお見合いをする。

結局、物語が進むと、過去に戻った挺身隊の隊長が、記憶を奪われて、飴売りに育てられたのが、今度のお見合い相手の人だったという顛末で、一応、繋がるのだけど、なんとも展開が強引。

挺身隊の敵の正体が実はワルキューレ達だった!ってのはまあ、タイトルだからいいのだけど、なんでワルキューレが天界に連れて行かない烙印として押すのが般若の刺青なのだ?

それと、戦艦と転覆事故との繋がりがいまいち納得いかない。飴売りも、特攻隊用の覚せい剤入り飴の話は出ているけど、そこにいるのも変だし。もう1回見るともう少し違うのかもしれないけど、なんかすっきりしない。うーん、これは論理的思考を持って見ない方が良いのかな?

というわけで、役者的に見ると、女子挺身隊に梁島さんと柏木さんが出ている。月蝕ダンスとか、頑張ってたね。ただ、柏木さんのセーラー服は横のファスナーが上がっちゃってて激しいダンスでかなりハラハラ(^^;

よく見るとセーラー服は何種類かあるようだ。統一した方がいい気がするのだがね。
ちなみに血糊はそんなに飛ばなかったので被害はなく(^_^;)

全体的な感想を言えばちょっと微妙かな。ああいう雰囲気が好きな人には良いかもしれないけど、どうも私には納得いかない点が多すぎて気になってしまう。

終演後物販で生写真と役者紹介本を購入。手書き自己紹介の印刷に写真が貼ってある手作り感満載の一品だ。

涼ちゃんともお話が少しできたが、ちょっと慌しく。来月は朝倉薫演劇団の公演もあるからまた忙しそうだね(^^;