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2002年新人公演  2002年03月02日(土)14時56分

昨日から新人公演なのだが、到着したのが終演後だったので、今日は改めて観劇。

13時頃渋谷ZA・HALLに到着。早々と赤味さんがいる。仕事帰りらしい。

花がいっぱいある。BayFMから来てるところがすごい。Hさんか?(笑)他にも、実柑ちゃん宛、瀬尾ちゃん宛、涼ちゃん宛等々がんばってるなあ。

昼の部は早めに入場したので最前列の左側へ。いわゆる瀬尾ちゃん席(笑) ショートプレイフェスティバルの時と違って最前列が取っ払われているので一列後ろだ。

時間があるのでロビーへ。純ちゃんが受付をやっている。むむむ。かわいいかも。ロンリーさんとも談笑。無事スキー合宿は行われるようで何より。良く考えると温泉組がスキー組より少なそうなのでかなり美味しそうな予感。

客の入りはまずまず。出演者が多いので出演者の知り合いも多いとは思うけど最近お芝居に人が結構入ってる気はする。夜の部は椅子を追加してたし。

朝倉さんの長い前説のあと開演。

内容は書いてらんないので大雑把に。

いきなり数人が調査員に扮して客席に向けて一斉にインタビュー。新しい趣向だ。いくつか質問したあと、最後にみんなで揃って「僕は誰ですか?」という質問に。これがテーマなのかな?

ロックアーティスト「河本聖」登場。大杖君。しかしこの名前は・・・「せいちゃん」って呼ばれ方に過去を知るものは複雑な表情。明らかに意識してるしな。もうちょっと考えて欲しいところだ。

で、大杖君だけど、どうなんだろう?よく言えば、思い切りがいい、度胸があるって感じだけど、なんか芝居が大げさな気もする。まあ、いい方にとらえておこう。

インタビュアーに田井中さん。田井中さんは3役やってるのかな?さっきの調査員とこのインタビュアーと後に出てくる助手。7期生のホープだ。そろそろプロフィールにあげようかね。

今回の芝居は右の袖(客席の真横に出入り口と幕がある)での芝居がある。出てきたのは内閣調査室の二人。武藤さんと鈴木康弘さんである。なるほど適役だ。武藤さんかっこいいよなあ。2回目の時に分かったんだけど、「甘栗むいちゃいました」を食べようとして鈴木さんに

鈴:「ここ飲食禁止ですよ。」

って言われた時に、ほんとに小さな声で

武:「あけちゃった・・・」

って言ってたのは大うけ。近くにいないとわかんねー。芸が細かいな。

二人が調査してるのはさっきのロックスターとさえないフリーターの樋山登(菅野良和)共通点はというと、どうやらこの二人、ヒットラーの精子と日本人の間に生まれた兄弟ということらしい。で、この樋山が主役みたいだ。

この件に絡んで、アメリカからこの二人を抹殺するように要請がきているらしい。

CIA極東支部のヘド役に吉村聖。この人ショートプレイフェスティバルでも出てたけど新人には見えない感じ。既にキャラを確立している気がする。
これからいろいろ活躍できそうな雰囲気。当て書きしやすそう(笑)

その抹殺を任された?大臣の息子の落合役に飯田淳。にしても飯田くんって妙に足細いなぁ。飯田君の相手役に矢部美佳。個人的にはお姉さんよりいいなあと思う。これが初舞台ですね。一応7期生扱いだけど、まあ、事務所預かりって感じなのだろうか?

大臣秘書の小松崎役が中里圭介さんなんだけど、ゲネと違ってダミ声演技。これがなんかうるさくていまいち。ゲネの方が良かったなあ。

政府高官役に根本ヤス子&真由美さん。秘書?に実柑ちゃん。ヤス子さんはさすがなので言うことがないくらいだ。真由美さんの方はちょっと説明台詞が多すぎかな?なんとなくもうちょっとメリハリが欲しい気がした。目の演技はうまいと思うけど。

実柑ちゃんは秘書役が似合う。そして、実は樋山の恋人。ひょっとして妊娠してるかも?この辺を聞いて智ちゃんを連想してしまうのは業である(-_-;)
まあ、舞台の話の続きを想像する上でのひとつの伏線であると思うが。

さらに実柑ちゃんはさっきの内調、有泉(鈴木)の元恋人という設定。樋山に対して

実:「愛してる・・・」

って台詞があったり、更には有泉とのキスシーン!があったりで実柑ちゃんファンにはかなりドキドキな内容。夜の部は袖の真横の実柑ちゃん席に座っていたので目の前で見れた。キスシーン自体は陰になってはっきりとは見えなかったけど・・・。キスシーンとかはねー、女優を目指すなら必要なことだとは思うけど個人的には勘弁して欲しいな~。それにしても間近で見る実柑ちゃんは綺麗だなー。

また、別グループ登場。黒幕グループというべきか。直属の配下に里中(瀬尾未来子)と竹下(太布裕也)の二人。そして、不老不死の研究をしている博士(新貝)と教授(田沢幸紀)。そして助手(田井中望)。最初の登場時の台詞の言い回しはなんか気持ち悪い(笑) 昨日帰る時に見た瀬尾ちゃんにはちょっとはっとしたんだがな~(笑) そういや、こないだのショートプレイフェスティバルでも太布くんと一緒だったやうな。

博士と教授はいい味出してる。新貝さんはもちろんだが、田沢くんがなかなか面白い。「博士!教授!」と後に呼ばれると痙攣を起こしたりする。なかなかマッドサイエンティスト振りが出ていて良いんじゃないでしょうか。助手の田井中さんもいい味出してる。頭を打ち付けて謝るところとか頑張ってるねえ。死体の山に死んだ振りして隠れてる時に、武藤さんの銃声にびくっと反応するところがイケてる (^^;

彼らが研究対象にしようとしているのが、「百歳の青年団」と呼ばれる不思議な人たち。もっとも最初はなぜか金鉱堀りの一族藤原4兄弟を間違えてさらってしまったけど。

この藤原4兄弟。朝倉芝居に必ず登場するいわゆる智恵遅れっぽいんだけど、あんまり意味はなさそう。キャストははまってるんだけど、黒幕が「存在を許さない」理由がいまいち。能力主義だからってことかなあ?でも、わざわざ?まあ、朝倉芝居にはこういう意味のない場面って結構あるからな。きっと朝倉さんの頭の中では深い繋がりがあるのだろう。ま、そんな感じで結局殺されちゃうんだけど。

で、本物の青年団は砂川淳一、笠原直樹、島田祐介、真一涼の4人。一応正体は悪魔らしいのだが、涼ちゃんもいるし座敷童みたいだ(笑) その涼ちゃんは初舞台であるにもかかわらず、緊張がないようでなんか生き生きとしていた。結構大物かもしれない。

この4人はちょっとお気に入り。なんていうか雰囲気が。団長がゲネのときと変わってた。砂川くんも良かったと思うんだけどな。笠原君もいいとは思ってたけど。島田くんも相変わらず飄々とした演技が素敵だ(笑) 

涼ちゃんは一人だけカンフー着。なんか見習っぽい。なんかな~、涼ちゃんボーカルにして「百歳の青年団」でユニット組んでもらいたい気分だ(爆)

この百歳の青年団の謎を暴こうとする一行に教祖のマヤちゃん、信者の木田詩織、米良佳子、雑誌記者に千葉佳代子と尼崎雄己。さすがにマヤちゃんは貫禄十分。胸の開いた服でうーんドキドキ。毎回気絶の仕方が良くなっていったかも(^^;

木田さんの「教祖様はなま神様です~!」は笑った。尼崎くんの受け方がもうちょっとよければもっと笑えたんだが・・・。木田さんは少し髪を上げて欲しかったな。短くしろということではなくて、顔に髪がかぶりすぎ。

この辺から流れが急展開。ロックシンガーは内調高群(武藤)の提供した薬物で死に、有泉(鈴木)は真相を知ろうとしたが、博士達に殺される。

んでもって、なぜか樋山をオリジナル(と言ってたからヒットラーなのか?)の元へ導く青年団。この辺も良くわからんが。

後を追いかけてきた里中(瀬尾)と竹下(太布)は青年団をなきものにしようとするがあっさりと殺されてしまう。このときの瀬尾ちゃんの殺され方が一番の見所!?いやあ、見事にねじれてました(笑) もう足からいったもんね。ゲネより素敵なねじれ方でした。

つまりは涼ちゃん達に殺されたわけで、ゲネ後に涼ちゃんは瀬尾ちゃんに対して「私にキモい殺され方をした。」と、優越感に浸ってました(笑)

クライマックスは樋山と黒幕李正俊(佐武はるお)との邂逅。そして、高群と李の対決。結局高群は殺されてしまい、李は不適な高笑いを。そしてその笑いに合わせて樋山の

樋:「僕は誰ですか!」

で、終幕。いわゆる、この後はご想像にお任せしますというやつですね。私的にはすっきり終わった方が好きなんだけど、これも演劇の手法のひとつではあるか。

全体を通しては、面白い方なんじゃないかと。80分くらいと短かったが、特に短いとは感じなかった。さすがにもうちょっと人数を絞った方が良い気はしたけど(^^; ゲネをあらかじめ見ていたので何とか分かったかな?1回だけだと辛いかも。

ま、えらそうにとやかく書いたけど、私は単なる芝居を良く知らない素人なので、あくまで私個人の感想って感じで受け取ってくださいな>ALL

なお、これから2ヶ月に1度公演をやるつもりらしい。とりあえず5月にフレッシュ公演をやるとのこと。ちゃんと続くのかなあ?